2ntブログ

日々玉砕

日常の出来事を適当に書いてます。

今日は天虹の3回目の月命日です。
現在生活サイクルがひっくり返っちゃって、これからメシ食って寝るところなので、まだ朝ではありますが、おちょこ2つ並べてお酒を飲みたいと思います。
おちょこ2つ

それにしても、これから一生もう天虹と会えないと思うと、悲しいというのももちろん多大にありますが、なんだかとても不思議な感覚という感じです。
あれ? なんで会えないんだろうとか、連絡すればすぐにでも会えそうな感じが、未だに残ってるんですよね。
本当にあまりに突然でしたからねえ・・・何もしてやれませんでしたが、せめて月命日の日くらいは、一緒にお酒を飲めればと思います。


原稿は、だいぶ苦戦してますが、ようやく調子が乗ってきました。
と言っても、今日のノルマが終わらなかったんですけどね(^^;)
ちょっとエンジンが掛かるのが遅かったですが、この調子でなんとか行ければと思います。

因みに、結局新刊は2冊になりました。
それでもすでに一杯一杯(苦)
体調にだけは気を付けて頑張ろう。


PS、
今日は競馬のジャパンカップですよ。
久々に馬券を買おうと思います。
買うのは、ブエナビスタ、オウケンブルースリ、エイシンフラッシュ、ナカヤマフェスタの4頭。
新聞も何も買ってないけど、当たりそうな気がする(笑)

今日は所用でちょっと出掛けていたんですが、これまたえらい寒かったですね。
雨でびしょ濡れになるし、参った参った・・・(^^;)

今日は天虹の2ヶ月目の月命日です。
お猪口2つ並べて日本酒を飲むとするかな。

今日天虹の四十九日法要に行って参りました。
そして、帰り掛けにT中さんのところに寄って面会してきました。

取り敢えず、明日6時起きで出掛けないといけないので、詳細はまた次の機会に(^^;)

今日は天虹の月命日です。
だからといって、特別に意識したつもりは無いのですが、今朝久々に天虹の夢を見ました。
なんて事ない夢で、旅館の一室で、次の新刊の表紙を話し合ってる夢でした。
実際にそんなコトしたこと無いんですけどね(笑)

夢では、天虹が仮表紙を描いてきて、その場になぜか印刷業者が居て、その絵をその場で立体的にしてくれました(さすが夢、意味不明だ(^^;))。
3D画像ではなく、実際に立体的にする技術でした(出来は変な物だったw)。
こりゃ面白いなあと感心してるときに、夢から覚めました。


起きたときのショックは大きかったですね。
とにかく、もう一度天虹と話したい気持ちで一杯ですが、そこは乗り越えていきたいと思います。


近々、天虹の実家に行く予定がありますので、その時に、プレゼントに買った時計と美味しいお酒を持って行くつもりです。
お酒は、退院したときに一緒に飲む予定だった物で、かなりイイお酒です。
貰い物なんですけどね。

他にも何人か来るかも知れないので、一緒にパーッと飲めたらと思います。

今日が初七日なので、天虹のことは、今日で一区切りしたいと思います。
いつまでもぐずぐず悲しんでたら、あいつも天国で安心出来ないと思いますしね。
お坊さんからも、そういうとても有り難い説法を頂きましたし。


今日、天虹のプレゼント用に注文していた時計が届きました。
天虹へのプレゼント

思っていたより出来が良くて、何より着けごこちが抜群にいいです。ちょっとビックリ。
ただ、大きめの時計なんで、腕の細い人にはサイズが合わないかも知れません。
でも天虹は腕が太かったんで、あいつには凄く似合ってた時計だと思います。
まあ天虹が思っていたほど薄くはなくて、どちらかというと、デカ厚な感じの時計なんですけどね(^^;)

今度、天虹の月命日か49日に、天虹杯麻雀会(笑)があるので、この時計を着けていこうと思います。
形見の時計を着けて麻雀しようかとも思ったけど、万が一何かあったら嫌だから、この天虹が欲しがってた時計で参加します。
てか、麻雀専用時計にして、これからは麻雀の時はいつもコレを着けよう。
あいつの供養には、何よりも麻雀が良い気がします(笑)

まだ飾るケースは見つけてないんですけどね。
形見の時計と並べて飾りたいので、良いケースがないか、近々お店回りしてきます。



告別式の日ですが、早めに行って、昔天虹とよく行った場所に足を運んで、思い出に浸ってました。
僕も天虹も代々木アニメーション学院東校出身なんですが、その学校が錦糸町にあり、天虹の家も錦糸町だったんで、よく錦糸町周辺で遊びました。
天虹の家にも、みんなでしょっちゅう遊びに行ってましたしね。
学院を卒業したあとも、錦糸町のWINSには、何度も足を運んだものです。

駅ビルのテルミナには在学当時よく行ってたので、超久々にぶらっと歩いてみたり、錦糸公園やロッテ会館等を眺めながら、ゆっくりと歩いて会場まで向かいました。
ただただ、昔のこと全てが懐かしい感じでした。
今まで何度も錦糸町を歩いてますが、いつもと見慣れた景色でも、もうそこに天虹が映ることが無いと思うと、別世界のように思えました。


お通夜や告別式の待合い時間には、ご遺族と天虹の思い出話で盛り上がりましたよ。
あいつはとにかくシャワーが大好きなヤツで、毎朝起きたら必ずシャワーを浴びるんですよ。
しかも、浴槽には絶対に入りません。シャワーだけ1時間も浴びるんです。

〆切の朝だろうとなんだろうと、これだけは絶っっっっっっっ対に欠かさないんですよ(笑)
逆に、どんなに大汗掻いても、寝る前にはシャワーを浴びません(笑)
これがご家族にも僕たち友達の間でも、とても謎の行為に映りました(笑)

そんなあいつが、病院に入院して、シャワーを浴びられずにさぞや不便な生活をしていることだろうと心配したんですが、ご家族が言うには、手術の前日まで毎日しっかり病院のシャワーを浴びていたそうです。
それを聞いて、あいつらしいとみんなで笑いました。
最後にもう一浴びさせてあげたかったですけどね。


それと、これもお通夜の席でご家族から聞いた話なんですが、実は天虹は、本当に全然声が出なかったらしいんです。
だから面会が出来なかったんですが・・・。

僕が面会に行く前日まで、声が全く出ない状態で、耳を口元に近づけないと会話が聞き取れなかったらしいんですが、なぜか僕が行った日だけは、かなり大きな声で喋ることが出来たんです。
僕が面会に行ったからとかではなく、どうも身体が自分の最期を感じて、力を振り絞ったみたいですね。
ご家族も天虹の声が出るのを見て、大変驚いたそうです。
僕もあとからこの事実を知って驚きました。

ご家族と話しても思いましたが、天虹は一度家に帰る気満々でいたし、自分の状態が極限まで来てることにも気付いてなかったので、恐らく、本人は死んだことに気付かずに、まだ寝ているつもりだと思います。
いつか何かの形で、僕の前に戻ってくるかも知れないので、その日のためにも、これからは頑張らないといけませんね。



お葬式のあと、僕とPuP、P-chan、小倉庵の浅野屋メンバーで、懐かしい思い出を語りながら、代アニ東校校舎までのんびり歩きました(すでに東校は潰れているんですが)。
途中、スカイツリーが綺麗に見える場所があったので、写真に撮りました。

スカイツリー

天虹の家から歩いて5分くらいの所です。
もう何度も見てるので、別に今更な感じなんですが、この日は妙に綺麗に見えましたね・・・。

おかしな話、死というものが少し怖くなくなりました。
天虹が先に通っていった道と思うと、いつか僕にも必ず訪れるものとして、前向きな気持ちで迎えられる気がします。



いや~それにしても・・・まさか僕が、そしてこんなに早く、天虹の骨を拾うことになるとはね(^^;)
骨量凄かったですよ。体も大きかったし、闘病生活も非常に短かったんで、骨がほとんど残ってました。
一番大きな骨壺にも納まりきれず、係の人が押し込んでましたよ(笑)

風呂も長い(シャワーだけなのに1時間w)、トイレも長い、原稿も遅い、待ち合わせにも遅れて来る、そんなのんびり屋の天虹が、人生だけはあっという間に駆け抜けて行きました。
男相手に言う言葉じゃないんですが、次に生まれ変わっても、天虹と真友になれたらと思います。

出会ってから20年、僕に楽しい時間を有り難う。
あとは天国で死ぬほど麻雀をやってください(笑)


ひょっとしたら、2~3日ブログを休むかも知れませんが、次に再開したら、いつも通りな感じで行きたいと思います。
それでは~ノシ☆

コメントたくさん有り難う御座います。
明日出先から帰ってきてからか、もしくは明後日にはお返事したいと思いますので、もうしばらくお待ち下さいませ m(_ _)m

小倉庵と長電話してて、更新が遅れた(^^;)
え~と、いきなりバカ話題は無理があるんで、ちょっとずつ明るい話題にシフトして行ければと思います。


今回の天虹のことですが、ヤバイ兆候は実はありました。
なんと、あの重度のロリコンの天虹が、看護婦さんで勃起したらしいです。
そりゃあ相当重症なハズだわ(笑)

それにね、天虹が余命告知から、あまりに早く亡くなったのにも、恐らく理由があります。
まずは、以前僕が書いたこのブログを見てください。

http://asanoyakittu.blog.2nt.com/blog-entry-911.html#




天虹のヤツ、パソコンにロック掛けてたらしいんですよ。
実際、お姉さんの旦那さんが立ち上げてみたらしいんですが、ロックされててログイン出来なかったとか。
だから、踏ん張りが効かなかったのかも・・・(> <)

ロック掛けてなければ、一度家に帰るまでは、絶対に癌に負けなかったのかも知れないのに・・・非常に無念である。



そうそう、天虹の形見に、僕があいつに贈った時計を貰ったんですが、天虹は相当その時計を気に入ってくれてたようです。
天虹の御両親に、「コレ、キッツから貰ったんだ。カッコイイだろ?」と、見せまくってたらしいんですよ。
このことは御両親から聞いたんですが、天虹はあまりそういうコト言うタイプじゃないので、そんなコト言っていたのが意外でした。

家でも着けてた?みたいだし、入院中もずっと着けてて、亡くなる時ももちろん着けていたそうです。
御両親が、時計の外し方がわからなくて困ったと言ってました(笑)
正直安い時計なんですが、天虹にそんなに気に入って貰えてたなんて、本当に嬉しく思います。

結局、この時計はまた僕の所に戻ってきてしまいましたが、どんな高い時計よりも価値のある、世界に一つだけの僕の時計として、一生大事に持っていたいと思います。



それと、昔のメールを片っ端から見てたら、天虹が時計を欲しがってたメールがあったんですよね。
僕が時計の話をよくしていたんで、あいつもちょっと影響されたみたいです。

結局、あいつは時計を一つも買わなかったんですが、かなり欲しがってた時計が一つだけあったんですよ。
ただ、当時その時計は売り切れで買えなかったんで、すっかりその話題を忘れてました(^^;)
その時の、僕と天虹のやりとりの一部を、下に載せます(名前だけ変更しました)。


天虹
P・S
時計は前に、俺がデザイン的に気に入ってたヤツを買おうかと思ってるよ。
んで、悪いけどあの時計を売ってたHPのアドレスをもう一回教えてちょ。
前のメールも無くなっちゃったので。(苦 ←天虹のパソコンが壊れてメールを紛失してた


キッツ
PS、
気に入ってた時計というと、コレかな?
http://item.rakuten.co.jp/vanilla-vague/sm9030/



天虹
P・S
そうそう、これのピンクゴールド×ホワイトか、シルバー×ホワイトのどちらかで迷ってる。
http://item.rakuten.co.jp/vanilla-vague/sm9030/

この文字盤が白いのが、やたら映えて見えてカッコいいんだよね。


キッツ
PS、
ピンク×ホワイトは、一見高価に見えるけど、造りによっては逆にちゃちく見えたりするから要注意(^^;)
ピンクにするなら、ブラックの方が色合いが良さそうだけどね。

天虹は白文字盤の方が好きみたいだから、インデックス(数字)はシルバーの方がいいんじゃないかな。
冒険してみるならピンク、無難に選ぶならシルバーってところだな。
注文したら、どっち買ったか教えてよ。



天虹
P・S
ピンク×ホワイトは、俺もちゃちく見えないか心配はあったんだよね。
こういうネットに載ってる写真って、抜群に巧く撮ってるから分かりずらいけどさ。
だから無難にシルバーのヤツが今のところ、No1候補だね。


キッツ
PS、
シルバーのヤツは、一番無難でイイと思うよ。
ただ2つ問題があって、1つは、秒針がセンター針になっているんじゃないかってこと。
イイ時計は、秒針は文字盤の中にある小さな針なんだ。スモールセコンドって言うんだけど。
通常の長い秒針を使ってるようだと、安物だとすぐにばれちゃう(^^;)

もう1つの問題は、この時計、もう売り切れてね?(^^;)



天虹
P・S
えぇ~!?売り切れなんてあるの?
俺はこういうのは、在庫の山で売り切れなんてあり得ないかと思ってたよ。(泣
ちょっとメールで問い合わせてみるよ。
お願いだ~残っててくれ~!


キッツ
PS、
時計の売り切れは、メッチャメチャあるよ。
オレが欲しいと思った時計なんて、かなりの確率で売り切れだったりする。
みんな安くてイイ時計を買いたがってるからね。

天虹が買おうと思ってた時計も、最近人気上昇中のサルバトーレ・マーラの新作だから、売れ行きが良かったんだろう。
オレが買った時計雑誌でも、サルバトーレ・マーラの広告が載ってたしね。
クリスマスの時も、限定モデル売ってたよ。ちょっと欲しかったくらいだった。

多分売り切れだと思うけど、買えるといいね(^^;)



天虹
P・S
うわ~時計の売り切れって、そんなに頻繁にあるもんなんだね。(苦笑
在庫抱えてしょうがないからって感じで、ネットで売りさばくくらい余りまくってるのかと思ってた。

正直、今のところあの時計以外は欲しくないんだよね。(笑
本当にデザイン的に気に入ってるから、機能とかどうでもいいんだけどさ。
いや~売り切れだったら、諦めるしかないけど、他に良いヤツ探すしかないか~・・・。


天虹
P・S
例のサルバトーレの時計の事も、在庫があるか問い合わせしてるんだけど返事が無いんだよ。(泣
もう、問い合わせしてから2日経つんだけどさ。
やっぱり、もう売り切れちゃったか~・・・。


キッツ
PS、
時計の問い合わせに返信が無いのはおかしいね。
まあ売り切れと書いてあったんで、在庫は無いと思うよ(^^;)



天虹
P・S
やっぱりだけど、あのサルバトーレの時計に関しての返信はないから、もう一切無いって事なんだろうね。(泣
いや~もっと早めに、買っておくべきだった~~。

もう諦めて、他の時計を探してるけど、あのデザインに適うのは無いんだよね・・・。
自分の欲しい物の傾向として分かったのが、横から見てちょっと薄型に作られてるヤツが良いんだよね。



時計のやりとりだけ、抜粋して掲載致しました。

天虹が一番気に入ってたこの時計ですが、なんと明日9/2(日が替わってすでに今日だけど)に再販するんですよ。
昨日まで、予約受付をしてました(今はその告知が消えてしまってますが)。

このタイミングに何か運命的な物を感じて、この時計を注文致しました。もちろん、天虹が一番欲しかったカラーのヤツです。
天国の天虹にプレゼントです。やっすいけどね(^^;)
近々手元に届くと思うので、そしたら、形見の時計と一緒に飾っておきたいと思います。


実は今日ちょっと出掛けてて、明日もちょっと出掛けてくるので、意外にゆっくりしてません(^^;)
まあ仕事じゃないので、良い気晴らしになってますが。

それでは・・・。

ここ何日かあまり寝てないので、今日は凄い寝るかと思ったんですが、5時間ちょっとで起きてしまいました(^^;)
ただ、眠りは結構深かったようで、現在かなりスッキリとした状態です。
ご心配なく。


早起きしたついでに、今日は少々天虹関係の整理をしておこうかなと思いました。
矢のような5日間だったんで、何もしてないんですよね(^^;)

まずは、浅野屋HPのBBSを見て貰えば分かりますが、天虹からの最後の書き込みがあるんですよ。
いずれログが流されたり、スパム投稿によって荒らされるのが忍びないので、書き込みの画像を浅野屋HPのインフォメーションに保存致しました。

それとも、こういうのって残しておかずに、自然に無くなるのがいいのかな?
あまりにアホな書き込みで、天虹も「そんなもん取っておくな~っ!」と、恥ずかしがってるかも知れませんしね(笑)
まあでも、そんなアホなところが天虹らしいかなと。

月日が経てば、また何かが変わってくることかと思いますが、今は天虹の残してくれた物を大事にしたいと思います。
厚かましいながら、ご遺族から天虹の形見も頂きましたので、それを入れる良いケースも探したいと思ってます。


ほか、今まで天虹と交わしてたやりとりのメールを、別個に取り出して保存しました。
万が一消えたりしたら、超悲しいので。
こういうのって、ちょっと女々しいかな?(^^;)

ざっと懐かしいメールとかを読みまくってみたら、自分がたまに天虹に厳しいメールを送ってたりして、ちょっとイヤになった(^^;)
なのに、天虹からのメールで、僕に厳しいことを書いてるメールが1つも見つからない。

これ、別に故人を持ち上げてるわけじゃなくて、本当に天虹からのメールは角が無いんですよ。
だから、考えてみたら、メールでケンカしたことは一度も無いです。
あ~自己嫌悪になるよね・・・_| ̄|○


つくづく、天虹には迷惑ばっかり掛けてたなあ・・・。
・・・いや、天虹も僕に結構な迷惑掛けてたな。お互い様か(笑)

本当に、後悔をしない生き方というのは難しいもので、触れ合うもの全てに優しくありたいですね。



いや~まあ・・・しかし、何でしょうかね。
元々一人暮らしだったのに、今日起きたら、なぜかポッカリと部屋に穴が空いたような・・・。

もう何かあっても、天虹には相談出来ないですからね。
知ってる方は分かると思うんですが、僕はハンパ無く、天虹にかなり相談事を持ちかけてたんですよ(^^;)
あいつからの相談は、麻雀で負けたときくらいでしたけどね(笑)
「この手牌の場合、何を切れば正解だったと思う?」とか、よくメールが来たりしましたよ。

そんな麻雀の話も、毎週の競馬の話も、くだらないテレビの話も、もう天虹とは出来ないんだなあ・・・。
なんて思い出ばかりに浸らずに、これからはもっと強く生きていかないとダメですね!(^^;)



今日は、天虹の友達と飲んできます。
実は僕の手配ミスで、お通夜に来ていただいた方に、大変申し訳ないことを致しました。
せっかくお通夜に来ていただいたのに、急な人数の増加に対処できず、一部の方には天虹に会ってもらってからお帰り頂いたんです。
その方々が、今日天虹のために改めてお酒の席を設けて下さったので、そこに参加してきます。

お葬式が終わったことで、僕も張りつめていた糸が切れましたんで、今日は楽な気持ちでみんなと天虹のことを語ってきたいと思います。

もう少ししたら出掛けます。それでは・・・。

先ほど帰って参りました。
昨日お通夜、今日告別式と、無事つつがなく終えることが出来ました。

お通夜には、天虹の友人関係からたくさんの方に来ていただき、天虹も喜んでくれたと思います。
来て下さった方々、本当に有り難う御座いました。

そして今日は、浅野屋メンバー(僕とPuPとP-chanと小倉庵)が告別式に出席させていただきました。
実はコレは偶然で、当初告別式は、ご遺族と僕と小倉庵だけが出席する予定でした。

その他には呼ばない予定だったのですが、PuPとP-chanがどうしてもお通夜には出席できないので、告別式に追加で出席させて頂くことになったんです。
結果的に、天虹と最も仲の良かった4人が、最後のお別れに集まることが出来ました。


僕とPuPは天虹とずっと一緒に暮らしていましたし、小倉庵は浅野屋創立時のメンバーでした。
まあ小倉庵は勝手なことばかりして飛び出しちゃいましたけどね(笑)
P-chanは、浅野屋2年目からの知り合いで、その後原稿も描いて貰ってましたし、イベントのお手伝い、天虹のデータ原稿の仕上げも、P-chanがかなりやってくれてました。

実に、天虹とは20年の付き合いがあった仲間(P-chanは16年)です。
きっと天虹が、最後は浅野屋5人でビシッと集まりたかったのでしょう。
偶然じゃなかったのかも知れませんね。

今日一日、懐かしい四方山話も交えつつ、浅野屋メンバー水入らずで過ごすことが出来ました。
天虹には最高の見送りになったんじゃないかな。


ブログにコメントを下さった方々も、本当にどうも有り難う御座いました。
皆さんからのコメントを見て、涙が溢れました。
天虹が大勢の方に愛されていたことがよく分かります。
皆さんの気持ちも、もちろん天虹に届いていると思いますので、あいつも天国で喜んでることでしょう。



26日に余命2週間と知ってから、今日まで5日間。
こんなに悲しい5日間は今までに過ごしたことが無く、本当に心身共に憔悴致しました。

余命を知ってから、ほとんど眠ることが出来なくなり、昨夜久しぶりに5時間ほど眠れました。
食事も全然喉を通らなく、スティックパンや野菜ジュース、ヨーグルトを流し込んでました。
昨日から、だいぶ食欲も戻りましたけどね。


本当にあっという間で、しかし、人生の全てが詰まっていたかのような、密度の濃い5日間を経験致しました。
今日は少しゆっくりと休みたいので、メールの返信等は、明日起きてからしたいと思います。

それでは・・・。

天虹と出会ったのは、ちょうど20年前の代々木アニメーション学院でした。
すぐに意気投合して、よく一緒に出掛けたりしてました。
アシスタントでも、1年半近く一緒に寝泊まりしてましたし、その後もサークル浅野屋を立ち上げてからすぐに同居して、一緒に漫画を描いてました。
実に14年近く、天虹とは一緒に寝起きを共にしていたことになります。

基本的に、天虹はグータラなヤツで、一般と比べてグータラな僕よりも(笑)、さらに輪を掛けて遊びがちなヤツでした(さらに輪を掛けてPuPがグータラで、究極何も仕事しなかったのが小倉庵です(^^;))。
男同士なんで、ケンカもしょっちゅうでしたよ。でも、日をまたいでケンカを持ち越したことは無いですね。
ケンカしてお互い鬱積した物を吐き出したら、すぐにまた元通りになってました。


5年前、色んな事情でアパートを引き払ってからも、お互いの時間が合えば、遊びに行ったりしてました。
とにかく麻雀が好きなヤツでね。収入の8割くらい麻雀に使ってましたよ。
まああいつに麻雀を教えたのは僕なんですが(^^;)

競馬も、昔はよく行きましたね。
あの頃は、何もかも順調という感じで、本当に毎日が楽しかった気がします。
対戦格闘やらRPGやら、やりたいだけゲームをやって、その中で気に入った物を同人で描いてました。
売り上げもとても良かったです。

そういう生活がずっと続くとまではもちろん思ってませんでしたが、まさかこんなに早く、その思い出が音を立てて崩れるとは、少しも思っていませんでした。





天虹が今日亡くなりました。





皆さんには黙ってましたが、天虹は末期癌でした。
最初に診察したときは、もちろんそんな事などつゆほども思いませんでしたが、雲行きが怪しいと思ったのが、緊急入院、緊急手術と、あまりにも早すぎる治療の対処でした。

恐らく癌だろうと告知されたのが、8/9です。天虹本人にも、もちろん告知されてます。
その時点で、かなり癌が進行してると予想されてました。

そして8/12の手術で、直腸全部と大腸の一部、肝臓の一部が摘出されたと思います。
実は詳しくは聞いてないのですが、恐らく、直腸癌からの転移だと思います。
天虹のお父さんが、摘出された病巣を見た限りでは、米粒のような癌がびっちりと付いていたそうです。
全身に転移していて、もはや放射線治療も抗ガン剤も不可能と言われました。

その時された告知では、あと1年は生きられない、持って2~3ヶ月、恐らく年を越すのは多分難しいと言われてました。
天虹が末期癌と知って、なんでこんな事になったんだろうと、眠れない日々もありました。
それでも、1ヶ月半後には一度退院出来ると言われ、取り敢えず、現状では面会が厳しいという事だったので、天虹が回復してくれるのをひたすら待ってました。

面会が出来るようになったら、天虹の御両親から御連絡下さるとのことだったので、こちらからは敢えて病状の詮索等はしませんでした。
とにかく、ご家族の心労を考えて、しばらくはそっとしておくのが一番と思いました。


そのまま、天虹の御両親から連絡が来るまで待っていたんですが、次に天虹の状態を知ったのは、一昨日の26日でした。
ここで天虹の余命が宣告されました。


余命は2週間でした。
そして、1週間もしないうちに、意識が無くなってしまうだろうとも言われました。


当初は恐らく余命2~3ヶ月と聞いていたし、一度退院出来るとも聞いていたので、本当に衝撃を受けました。
天虹が退院したときの思い出作りの計画とかが、全てどこかへと飛んでいきました。

天虹が入院したのが7/31。
8/12に手術をしてから2週間。
本当にあっという間に普通だった日常が変わっていき、ただただ混乱するばかりでした。



余命を聞いた翌日(昨日のことです)、すぐに面会に行きました。
本当に面会出来る状態では無いので、数分間という制限付きで、面会を許可して貰いました。

病室に入ると、元気なときの天虹は見る影も無いほど、本当に酷い状態でした。
目がうつろで、どこを見ているかも分からなかったので、看護士さんに「意識はあるんですか?」と聞いてしまったほどです。
目も首も、まるですわってない状態なんですよ。
でも、生気はまるで無い状態でしたが、意識だけはしっかりしてて、受け答えはちゃんと出来る状態でした。

1ヶ月半前、天虹の家に遊びに行って元気な姿を見ていたのに、久々に見た天虹が、あまりにも変わり果てていて、そばで呆然と立ちつくすような感じになってしまいました。
本当に掛ける言葉を失ってしまいました。

すると、天虹が僕の手を握ってくるんですよ。30㎝くらいしか動かせない状態で。
その左手には、僕があげた安い時計をはめていて・・・。

誰に見せるわけでもないのに、何に使うわけでもないのに、なんで着けていたんだろうと思います。
確かに大変気に入ってくれてました。こんな時計より、もっとイイ時計を自分で買えとも言ったんですけどね。
麻雀以外には何も興味ないヤツだったからなあ・・・。


天虹に、何かして欲しいことはないかと聞いてみたんです。
そしたらあいつ、なんて言ったと思います?

「冬コミの申し込みを・・・」

アホ、そんなもんとっくにやったよ!
そんなこと気にしないで、今は治すことだけ考えてろよと言いました。


天虹が苦しそうに話すので、僕があまりに心配そうにしていると、天虹が

「キッツが心配してるほど酷い状態じゃ無いんだよ。今はちょうどキツイ時期なんだけど、もう少ししたら楽になるらしいんだ。1ヶ月ちょっとで一度退院出来る予定だしね」

と、かすれた声を絞り出しながら、逆に僕を気遣ってくれました。
病室では泣かないつもりでしたが、この時思わずボロボロと涙が溢れてしまいました。
天虹は1ヶ月で退院どころか、あと4~5日で意識が無くなる状態でした。

泣いてしまったことで、僕が余命を知っていることを気付かれてはマズイので、慌てて、「イイ酒が家にあるんだ。退院したら、一緒に飲もうぜ。美味い店で退院祝いもしよう。オフ会のみんなも会いたがってたよ」と取り繕いました。


あいつは、「こうなったからには、もう覚悟してるよ。仕方ないよね」と、すでに自分がもう助からないであろうことも自覚してました。
かなり早くから、自分の状態が相当やばいことも理解してました。

あいつは8/12が手術のくせに、前日の11日に僕の家に電話を掛けてきたんですよ。
もう声がすっかり変わってしまっていて、始め誰からの電話か分からずに、イタズラ電話と思ってしまったほどです。

何の用で電話してきたかというと、手術前に、夏コミについて色々と確認したかったらしいんです。
夏コミは僕が一人で仕切らなくちゃいけなかったので、天虹がそれを心配してくれたんです。
手術後はもう電話出来ませんからね。

僕は、そんなことはいいから、明日の手術頑張れよと言いました。
その時、あいつはすでに、自分の命は長くないかも知れないと弱気を漏らしてました。
僕は、とにかく頑張れとしか言えませんでした。

手術後は、とにかく日に日に衰弱していったようで、あとは延命治療がどこまで効くかというところでした。
天虹本人も、恐らく年を越せないかも・・・と思っていたかも知れません。


僕の自惚れじゃなければ、あいつの真友は僕だけだと思ってますし、僕の真友も天虹だけと思ってます。
天虹は本当に怠け者でアホなヤツで、でも憎めないヤツで、僕のただ一人の真友で、なんでこんな事になったんだろうと、心の底からどうしようもない思いが溢れてきます。
ここまでお互いをさらけ出せる友達というのは、今後もう二度と作れないと思ってます。

結局、入院してからロクに会話も出来ずに、天虹は逝ってしまいました。
余命2週間の宣告から、たった2日の出来事でした。
行ける限り、天虹の面会に行くつもりだった矢先でした。


今となっては、あいつがまだ元気なうちに、もっと話したかった事がたくさんあります。
当初では、一度退院出来るとも聞いていたので、そしたら思い残すことが無いように、あいつのために時間を使おうと思ってました。
あいつに何をしてあげよう、何が希望なんだろうと、最後の思い出を考えてました。

結局、何も出来ずに天虹は逝ってしまいました。
病気を甘く見ていた自分、別れを甘く見ていた自分、何も出来ない無力な自分、全てがただ後悔だけのお別れでしたが、直前に会えたことだけは本当に感謝しており、一生の思い出になると思います。



そう遠くない自分の死を覚悟したあいつは、ベッドの上で毎日何を考えていたのか・・・。
一度退院出来ることを希望に、退院したあとの、数日数ヶ月の刹那の幸せを願っていた事かと思います。

悔いの無いよう、最後の思い出作りをしたかったのかも知れません。
挨拶したい人も居たかも知れません。
最後の言葉を伝えておきたかった人も居たかも知れません。

天虹は一度退院出来ると信じていて、その時にやり残すことが無いよう、色々と希望を膨らませていたと思います。
その希望を信じながら、きっと安らかに眠りについてくれたと信じています。


長文本当に失礼致しました。
皆様からも、天虹のご冥福を祈って頂ければ幸いです。

それでは・・・。